トップ>HONDA CB50S>一気にエンジンオーバーホール~復活!(2008年4月8日)

☆諸々のエンジンパーツ交換を一気に実施、エンジン復活を目指します!
仕事で大変な毎日ですが、ストレス解消の意味でも週末は趣味に精を出すようにしています。
エンジンのダメージを想定し、必要になりそうな以下のパーツを注文していたのですが、それらは無駄にならずに済みました。
・中古をヤフオクで:エイプのシリンダヘッドとカム(たぶん、CB50 の代用として使えるはず)
・新品をバイク販売店から:バルブ IN&OUT、コッター、シール、ピストンリング、腰上ガスケットセット
シリンダヘッドとカムはCB50純正品が既に欠品、エイプ50のものが代用できるらしい、ということでした。また、ガスケットセットはCB50用は欠品、こちらもエイプ用を注文。
いずれも本日土曜日到着、これでなんとかエンジン復活なるか!?
ヤフオクでゲットしたシリンダヘッド、右側がエイプ用のものですが、非常に奇麗です。
いい買い物だったかもしれません。
ヤフオクで中古のシリンダヘッドをゲットし、近くのホンダ販売店から細かいパーツを調達



CB50のものと形状を比較、計測してみました。シリンダとの接地面の形状が若干異なりますが、大丈夫でしょう
各部のサイズはほぼ同じ。流用する上では問題なさそうです。
カムもなかなか程度がいいなぁ、と思ってよく見ると、なんと!ボルトが折れたまま、タイミングギヤの取り付け穴に残っています!出品者も気がつかなかったのかなぁ・・・
ドリルで砕いて取り出そうと色々試みましたが断念!
結局、古いカムの傷をサンドペーパーで磨いて多少傷を滑らかにしてから使うことにしました。
大丈夫かなぁ?(結局その後新品のハイカムを購入することになったが)
ゲットしたシリンダはエイプ50のものですが、形状は同じですね。同じくゲットした中古のカムはシャフトのネジが折れたままのもの。最悪!



次、シリンダヘッドにバルブを組み込むところまでやっちゃいます。
バルブの着脱にはバルブコンプレッサが必要ですが、4輪のOHV用のものしかありません。 また、新品バルブの擦り合わせ用のタコ棒も原付の小さなバルブ用のものが必要です。
またまたストレートさんにお買いもの、ちょうどセール中で、両方で3186円、でした。
バイク用のバルブスプリングコンプレッサと小さなタコ棒。大きい方のタコ棒はSpit用のもの



必要な工具を買いそろえ、さっそく新品バルブと中古シリンダヘッドでバルブの当たり出しです。
バルブコンパウンドを塗ってからタコ棒でペッタンスリスリペッタンスリスリ、あんまり吸着力が強くなく、 吸盤が滑ってうまく擦り合わせができません。
しょうがないので、裏からバルブシャフトの頭を電動ドリルに噛ませてウイーン、と一気に擦り合わせ。
おお、早い!これの方が断然に楽だなぁ非常に薄い幅ですが、当たり面ができました。こんなもんでいいかな?
下記画像はバルブコンパウンドを塗ったところ。
Spitのエンジン組み付け時に散々やった当たりだし。結構面倒だ。



チェックのために燃焼室に灯油を満たして漏れないかどうかテスト! 10分程度放置しましたが、 ほとんど注いだ灯油は減っていない。OKでしょう!(いい加減)
で、古いシリンダヘッドから排気側のバルブを抜き、バルブスプリングはそのまま流用、バルブ以外にコッターとバルブシール等を新品に交換して組み付けました。
左側の画像、わかりづらいですが、燃焼室に灯油を満たして漏れをチェックしているところです
バルブの圧縮漏れをテストしたけど結構手抜き。大丈夫かなぁ・・・




それにしても、小さなエンジンはバラすのも組むのもとっても楽ちん!!何をするにも組み付けトルクが小さいので
ほんと、簡単です! 新品のカムシャフトホルダーにカムカバーを組みつけ、シリンダヘッドのバルブ組み付けも無事完了しました。
新品のカムシャフトホルダーを購入、組み付けて一応完成!



その後、各部を一気に組み立て、エンジン始動チェック!
おおっ!かかりました、かかりました!
まだキャブの調整やメインキーの修理等、若干必要な作業は残っていますが、 とりあえず近所を走り回って問題ありませんでした。
なんとか普段の足としては使えそうです。!