トップ>Triumph GT6 復活編> 車検取得に向けて整備開始(2004年03月) |
☆キャブ調整&リアブレーキ分解 | |
さてさて、とっとと車検を取ってしまいたく、3月の暖かい第2土曜日の朝から整備を
開始しました。 ダイナモは新品に交換することにしましたが、その他の部分の状況はどうでしょうか。 まずはエンジンがチョークを戻しても止まってしまわないようにするため、プラグの清掃、キャブの調整から始めました。 駐車場のお隣さんのTさんが手伝ってくれたおかげで午前中にはほぼ1000回転強で不安定ではありますがアイドリングするようになりました。 オーバーホールまでやると大変なので、できればあとはキャブ内部をキャブクリーナーで綺麗にする程度でアイドリングが安定してくれればいいのですが・・・ 次はブレーキ関係です。リアをバラしました。やはりドラムが少し張り付いていました。ブレーキシューはスピットよりサイズが大きいですね。 Tさんにブレーキを踏んでもらいましたが、シリンダのピストンの頭が出てくる気配はありません。 取り外してピストンを抜き出してみました。ピストン自体は非常に綺麗ですが、シリンダ上部に少し錆びが出ています。 スピット用に購入しておいたシリンダとはサイズは同じようなので、この新品に交換してしまおうか、、、とも思ったのですが、 リビルドキットで我慢することにします。 スピットの時はなんでもかんでも新品に交換、って景気良く大盤振る舞いしてしまい、パーツ代が80万円もかかってしまいました。 今度は慎ましくいきましょう!ブレーキシューだって錆びがあるだけでまだまだ問題なく使えるレベルです。 スプリング類など、安い割に重要度がそれなりに高いパーツは新品に交換することにします。 |
スピットのものより大きなサイズのブレーキシュー。錆は出てますが、まだまだ使えます |
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ピストンを抜き出したリアのブレーキシリンダ | |
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☆フロントブレーキ分解 | |
シリンダとキャリパーを直結。頭を出したピストンに針金を巻いてこれ以上出ないようにします |
フロントキャリパーを分解しました。 この作業はお手の物になってしましました。(スピットMK4、放置されたスピット1500、そしてこのGT6で3回目) ピストンも抜きました。 キャリパーのピストン抜きを私は画像のように行っています。 ブレーキホースでスピットMK4のマスターシリンダとキャリパーを直結し、フルードを入れてシコシコとブレーキペダルを踏みます。 エアーが抜けると、ピストンの頭が少しづつキャリパーシリンダから出てきます。 全部抜いてしまうと、もう片方のピストンを抜けなくなってしまうので、画像のように半分程度上がってきたら、そこで一旦踏むのをやめ、太めの針金で出かかっている ピストンをキャリパーに固定します。 そしてさらにシコシコ踏むと、もう片方のピストンがシズシズと上がってきます。一方のピストンと同じ程度出てきたらOK! あとは針金を外し、少しだけこじってやると抜けてくれます。 エアーコンプレッサで圧縮空気を送り込むと抜ける、ということらしいですが、コンプレッサを持っていない人にはお薦めです。 欠点は、フルードが無駄になってしまうこと。(抜いたあとのキャリパーシリンダ内のフルードをマスターシリンダに戻せば無駄にはなりませんが・・) 抜き出したピストンを見てみました。 スピットのピストンより大きめです。上部に結構錆びが出ていますが、そんなに深くはなさそう、と思ったのですが、ペーパーで磨いてみると以外に傷は深いぞ。こりゃ新品に交換した方が無難。 ディスクパッドはまだ十分残っています。ピンやプレート類も錆を綺麗にして再利用することにします。 クラッチが入らない原因ですが、マスターシリンダ内にはフルードが漏れずに残っており、ペダルには圧も感じられることを考えると、クラッチが貼り付いてしまっている可能性があります。 ブレーキのスレーブシリンダの状態からすると、クラッチのレリーズシリンダ(スレーブって言ったりレリーズって言ったり、どっちが正しいんでしょう?)も同じような状態になっていることも充分考えられます。 どちらにしてもエンジンを降ろす必要がありそう・・・ちょっと面倒だけど、しょうがないね、やるしか・・・ |
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抜き出したキャリパーのピストン。思ったより錆が深い | |
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☆パーツを発注し、復活に備えよう! | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
結局、この日はブレーキの分解を終え、発注するパーツの目処を付けました。 大きくはブレーキ、クラッチのシリンダ類のリペアキット、ボルトやスプリング類、一部電装パーツ類です。 また、この日は目に見える不具合として、リアのキャブのフロートチャンバー下からのガソリン漏れとサーモスタット部分からのクーラント漏れも発見したので、それぞ れ、補修するためにガスケットも発注することにします。 この日に発注すれば翌週末金曜(3月19日)頃には届くはずなので、土曜日にブレーキを組み上げ、日曜日にはクラッチの復活に着手したいと思います。 クラッチ復活まで辿りつければ、あとはオイル交換(エンジン、ミッション、デフ)、クーラント交換、イグニッションスイッチ修理、タイヤ交換を実施すれば普通に走れるようにはなるはずです。 何とか3月末か4月前半にはとりあえず車検を取るために走らせるところまでは復活させることができそうな気がしてきました・・・(って、いつもその楽観的観測の後に落とし穴が待ち構えてるんですよねぇ・・・) て訳で、この日にspitbitsさんに発注した商品は下記の通りでありました。締めて38,650円(110円/1ドルとして)であります。 運賃はたぶん1万円くらいでしょう。これで復活できれば安いもんですよね?
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