トップ>Triumph GT6 復活編>やっぱり出たな、落とし穴が・・・(2004年03月)
☆発注したパーツが届き、ジェネレータを交換したところ・・・
到着したパーツ類の数々 spitbitsに発注した商品が3月27日土曜日の朝、届きました。
よっしゃあぁ~! これで今日中にブレーキを組み上げて、明日はクラッチの張り付きを修理、悪くても来週末には復活完了できそうだ! この週末で近所を走れるように仮ナンバーも準備したし。やるぞ!
と意気込んで駐車場にむかいました。

まずは簡単な作業から、ということで、ジェネレータを交換しました。これで大丈夫だろう、と思い、テストしようと配線を繋ぎました。 エンジンをかけてみようかと運転席に乗り込もうとしたら何やらまた焦げ臭いにおいが・・・
「えっ?なんで!?」
交換前と同じく、+端子の部分が過熱し、あやうくまた煙りが出そうでした。
う~ん、困った!ただでさえ電気は苦手なのに、自動車の配線上のトラブルなんぞはほとんど対処したことがありません。
どこかショートしているところがあるのかなぁ・・・、と運転席の下を懐中電灯で照らし、隅々まで配線を見てみましたが別におかしな個所は見当たりません。
スピットのマニュアルを持ち出してきて、MK1の配線図を見たりしてみましたが(GT6のマニュアルはまだ入手していません)よくわかりません。
うおぉ~!!どうすりゃいいんだよぉ~!!

結局この日はこれ以外にキャブレターのオーリングを交換しただけで終わってしまいました。
しかも、交換した個所のガソリン漏れはみごとに止まりましたが、ガスケットを再利用したためにガスケットからのガソリン漏れが出てしまいました。
ガスケット単体での部品購入は難しく、リビルドキットを購入しなければなりません。
キャブのその他のパーツの傷みは見られず、ガスケットのために3,000円×2個の更なる出費は痛い。
ガスケットは自作することにしましょう。
接点が焼けてしまったので購入した新品のジェネレータ
オイルフィルターを注文したらこんな物が。フィルターの中身だけ交換するんですね。 新品のキャリパーピストン。綺麗だね。当たり前だけど。運賃入れて1個2800円程度。

☆原因を探ってみました
ジェネレータの出火原因について、色々調べてみました。
何よりも、疑問に思っていたオルタネータとジェネレータの違いから調べてみました。
なぁ~るほど、なんとなくわかりました。ジェネレータ(ダイナモという呼び方もありますが、ここではジェネレータを呼ぶことにします) は直流発電機ですが、この直流電気の流れを制御するために別にコントローラー(レギュレータ)を持っています。
画像の黒い箱、これがそうらしいです。

一方、オルタネータは交流発電機。交流発電の方が電圧をコントロールしやすくて便利らしいのですが、交流を直流に変換するための整流装置がその昔は大きなものだったらしく、 そのために古い車ではジェネレータが一般的なのだそうです。
その後、この整流器がIC化して小型化できるようになり、交流発電機にコントローラの機能と整流器を内蔵したものがオルタネータとして普及し始めた訳らしいです。

で、このジェネレータの黒箱コントローラの役割は下記のようなものだそうです。
1)エンジン回転時にダイナモから発生した電気を車を動かす電装部品に供給する。
2)そのとき、電気が余るようであればバッテリーに流して蓄電する。
3)雨の夜など電気の消費量が発電量より多いときは、不足分をバッテリーから電装部品に供給する。
4)上記、いずれの場合も電圧を約12ボルトに保って電装品やバッテリーを保護する。
(上記はインターネットから入手した"N事務局長"さんなる方提供情報の全くの受け売りです。現時点では不明のURLのキャッシュ情報を参照したので、出所は不明です)
コントローラは電流がジェネレータに逆流しないような制御も行っているそうで、この機能が働かないと、ジェネレータが焼けてしまうそうです。
なんとなく私の抱えているトラブルの原因であるような気もします。でも何の根拠も確信もありません。
かといって他になにかの手立てを思いつくわけでもないし・・・
まずは新品のコントローラを注文するだけはしておき、あとはGT6のマニュアルを入手し、配線図を見ながらテスターを使って原因を探ってみようかと思います。

ゴール目の前で心配した通りの落とし穴でありました・・・
上がスピットのオルタネータ、下がGT6のジェネレータ
この黒い箱がコントローラボックス。素人は絶対に中をあけて触ったりしてはいけないそうです。お~こわっ!