トップ>Triumph GT6 復活編>電装系ほぼOK!ブレーキのエア抜きに着手したが・・・(2004年5月) |
☆コイルへのバイパス配線で何とかスパークは安定 | |
いよいよ連休に突入しました。なんとかこの連休中に復活を果たし、晴れて車検取得へすすめる状態へ持って行ければいいのですが・・・ 最悪、腐れ配線系の不調だけは何が何でも解消するぞ! ということで、まずはスパークしない原因を探ることに。 イグニッションキーからコイルの+端子まで正常に電気がきているのか、調べてみました。 結果、やはりこの経路に問題あり。電気が流れたり流れなかったりで、やはりどっか接触が悪いようです。 バイパスの配線を繋いでエンジンをかけると確実にスパークしてくれるようになりました。 これ以外にもデスビのポインタ、コンデンサも購入しておいた新品に交換、プラグも近くのカー用品ショップで新品を購入。 ポインタの接点のギャップ調整、点火時期も調整(一応、上死点前10度に設定)しました。 これでバッチリだろう!、とエンジンをかけると、これまたかかりません。 スパークは元気です。でもどうもガソリンがちゃんと供給されてないようです。 なんだよ、今度はキャブかよ・・・ 購入した新品のダイアフラムに交換、混合気の調整も行ったうえで再度エンジンをかけてみました。 が、やはりなかなかかかりません。ひたすらセルを回していると、やっとのことでかかりました。 が、あまりに始動性が悪すぎます。こんなはずはないんだけどなぁ・・・ |
コイルの+端子の接続部。銅線が露出し、少し切れています |
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☆マスターシリンダがやっぱりダメでした | |
放置スピットから取り外したマスターシリンダ。十分使えます | とりあえず、始動性は異常に悪いとは言え、エンジンはかかるようになったので、ブレーキのエア抜きに着手。 普通、エア抜きは二人必要だと言われていますが(一人がブレーキ踏む係、一人がスレーブシリンダからエアが入らないようにブリーダプラグを塞ぐ係)、 一人でもできます。最初にマスターシリンダの中にフルードが入ってしまえばあとは比較的簡単です。 マスターシリンダの中にフルードを入れるためには、ブレーキを踏める状態で車から身を乗り出し(マスターシリンダを触れる状態で)、 ブレーキを踏む⇒マスターシリンダのブレーキラインの出口を指で塞ぐ⇒ブレーキを離す この動作を繰り返します。シリンダの中がフルードで満たされると、ブレーキを踏んだ時にフルードがブレーキラインの出口からピューっと飛び出てきます。 で、組み上げたマスターシリンダを取り付け、さっそくこの要領でブレーキをしこしこ踏んでみました。 かなりシリンダやピストンが傷んでいたので、何回が踏んだ後、フルード漏れがないか見てみました。 ダメです。しっかり漏れてます。漏れ漏れです。こりゃあ、シリンダごと要交換です。どうしよう・・・ 新品買うとまた余計な出費(3万円位は覚悟しなくちゃ)だし、時間もかかる。 と、思い出したのが、あの放置スピットです。確かマスターシリンダはまだ付いたままになってました。 さっそく行ってみたところ、ちゃんと付いてました。外見はかなりやばい状態です。リザーブタンクのキャップは外れており、中には埃やゴミが堆積してます。 それなりに錆も出ちゃってます。だいじょうぶかな・・・でも、中のシールの状態がよければ外部からの水や汚れは侵入していないはず。それを期待して持ち帰りました。 持ち帰り、分解してみたところ、OKです! シールもまだ弾力があり、このままでも問題なく使えそうです。 スピット1500の後期型のマスタシリンダらしく、ピストンはリアとフロントは同じ形状です。シールもそれぞれにふたつづつ付いており、 性能的には前期タイプのものより高いのではないでしょうか。(私のスピットMK4のマスターシリンダなんて小さなピストンにシールがひとつ付いてるだけ) とりあえずざっと汚れを落として綺麗にしてからシール類にシリコングリースを塗った上で組み上げました。 が、このあと、古いのとはシリンダ本体の長さが違うことに気が付きました。ん?待てよ、と言うことは・・・いやな予感・・・ |
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元々付いていたシリンダより若干長い。ということは・・・ | |
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