トップ>Triumph GT6 復活編>エア抜き再開、ガソリン追加でエンジンも快調に(2004年5月) |
☆中断していたエア抜き再開 | |
エア抜き再開です。 もっとも、このやり方は私も人に聞いただけで、実際に手を取って教えてもらったわけではありませんので、例によって自己流で非常にいいかげんです。なのであまり信用しないでください。 特に相手はブレーキです。適当なことやって効かなかったら大事故に繋がりますので、くれぐれもご用心。 さて、シリンダ内部のエア抜きが完了したら次はシリンダから各ブレーキまでを繋いでいるラインのエア抜きです。 これはマスターシリンダから一番遠い位置のブレーキへの経路から順番にやっていきます。 この車の場合は左ハンドルなので、右のリアブレーキからです。 マスターシリンダとコネクタをフルードが漏れないようにしっかり連結し、右リアブレーキのブリーダープラグに耐油性のあるビニールホースを繋ぎ、画像のようにそのビニールホースの先端をフルードを入れた紙コップに入れておきます。 で、プラグを緩めます。(先にホースを繋いでおなかいと、プラグを緩めるといきなりフルードが噴出すことあり) この状態で、ブレーキをしこしこ踏みます。 踏み方としては5~6回は浅く踏み込み、1回、深~くグーッと奥まで踏み込み、また5~6回浅く踏み込む、という動作を数回繰り返します。 |
ブリーダープラグにチューブを繋いでエア抜き準備完了 |
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しばらく踏んでいると、ビニールホースからエアが吐き出されてきます。
(この作業中は、リザーブタンクにフルードを補填するのを忘れないようにしないと、せっかく抜けかけたのに、
空のタンクからまたエアがどんどん入ってしまいます) かまわず踏んでいると、今度はフルードが吐き出されるようになります。 これでエアがだいぶ抜けてますが、まだ完全ではありません。が、この状態で右リアは一旦終え、ブリーダープラグを締めてから、今度は左リア。同様の手順で右フロント、最後に左フロントと作業します。 そのあと再度ブレーキをシコシコ踏みます。 この時点でブレーキを踏むと既に圧が感じられますが、まだフワフワした感じが残っています。だんだん、踏む抵抗が強くなるのが感じられます。 この作業は何のために行うかというと、1本のブレーキラインの中にあちこち分散して残っているエアをひとかたまりにしてしまうためです。 ここでもう一度、右リアブレーキのエア抜きから一通り行います。ひとかたまりになったエアを一気に抜いてしまおうというわけです。 今度はいきなりフルードが出てきたりもしますが、何回か踏んでいればエアも出てきます。このエアが何度か踏んでも出てこなくなればだいたいOKかな?(たぶん) あとは最後にとにかくブレーキを何度も踏んで見て、しっかりと抵抗があり、感じる圧にバラつきがなくなればだいたい大丈夫だと思います。 ただ、これですべてのエアが抜けるわけではありません。やはり完全に抜ききってしまうためには二人でやる必要があります。が、多少は残っていても一応ブレーキは効いてくれます。 その状態で走っていれば、だんだんラインに残ったエアも上に上がってきて、そのうち全部抜けてくれます。(たぶん) 私もエア抜きは学生時代には自分でやってましたが、マスターシリンダの内部のフルードを全部抜いてまでのフルードの入れ替えはやったことがないので、ある意味、今回は初体験。 このやり方で綺麗にエアが抜けてくれたかどうかは実際に少し走らせてみないとわかりません。試運転はサイドブレーキを握り締めながら行うことにしましょう。 どなたか、もっといいやり方があるよ、というアドバイスや、おいっ!そのやり方はやばいよ、とか、認識間違ってるよ!という指摘がありましたらぜひBBSに書き込みお願い致します。 |
☆エンジンがようやく本調子に!嬉しい・・・ | |
エンジンの始動性が異常に悪い問題についてふと思いつきました。 ガソリンです。よく、灯油やガソリンは古いのは使わないように、というのを聞いたことがあります。実際に古いものを使うとどうなるのかはよく知りませんが、 少なくとも灯油については前年の冬の残り物を使っても、特にストーブは支障なく機能してくれます。ガソリンはどうなんだろう? とくにこの車の場合、駐車場に運ばれてきたときには1/5ほどガソリンが残っており、抹消登録証の記載からしてそのガソリンが相当古いものあることは十分に考えられます。 1年前ならまだしも、数年前となると質に影響がないと考える方が不自然。確かに色も普通のガソリンより濃いピンク色のように思えます。 こりゃすごく単純な問題で始動性が悪かっただけなのかも・・・・ ちょうどガソリンタンクの残りもわずか、近くのスタンドまで5L缶片手にガソリンを買いに行き、入れてみました。 さぁどうでしょう!とキーを回しました。1回、2回、かかりません。3回目はチョークを引いて回しました。 ブルルンッ! おー!簡単にかかった!なんだ犯人はガソリンか? でもすっかり疑い深くなった私は、その後もエンジンが冷えたころを見計らい、何度もエンジンをかけてみましたが、毎回、2回~3回のクランキングでエンジンがかかってくれました。 翌朝も3回目ですんなりかかりました。 これまで、ある日はちゃんとかかってたのに翌日朝になったら何をやってもダメ、ということを何回も経験していた私としてはなんか信じられないようです。 ここまで色々なパーツを交換し、手を加えてきたことがようやく結果として見えてきたようです。が、あんまり色んなことやりすぎて、結局のところ、何が悪くてどうなってたのかがよくわからくなってしまったのが不満といえば不満。ま、仕事じゃないんであんまり原因追求してもしょうがない。結果よければそれで良しとしましょ! その後は非常に快調。オイル交換もしたし、あとはバルブクリアランス調整をやれば当面は他にやるべきことはもうないでしょう!タペットノイズも出ていないのでバルブクリアランスもそう大きくは狂っていないと思います。(これが狂ってると、エンジンが回ってるときに”パタパタパタ”というか”カタカタカタ”というような機械音-タペットノイズ-がします) あ、”タペットノイズ”って、私が学生の頃の車いじりでは聞きなれた単語だったんですが、まさか死語になってないですよね? 最近主流のOHCやDOHCエンジンにはプッシュロッドなんて無いですし、何しろ車いじりをやったのが25年ぶりのことなので、ひょっとしたら浦島太郎状態かもしれない・・・(^^; |
☆その他、残りの不具合等 | |
キャブのエアフィルターもケースの錆を落とし、適当なサイズのドームタイプのウレタンフィルターを購入、ちょっと大きかったのでカットして装着、なんか精悍な感じになりました。 あと、見た目としてロッカーカバーが塗装の剥がれと錆びであまりにみすぼらしいので、これだけは後日、綺麗にすることにします。 エンジンが本調子になり、ブレーキのオーバーホールも完了。あと残す大物はクラッチです。 単にクラッチが張り付いているだけなら、1速に入れた状態でエンジンをかけ、駐車場の中だけでも少し走らせると張り付きが剥がれてくれるかもしれない。 そう思ってやってみました。が、ウイン、ウイン、と、少し車が前に移動するのが精一杯、バッテリーの力だけではエンジンがかかるほどいきおいよく回ってくれません。 ダメかぁ、しょうがない、もう連休も終わりです。次週末(と言っても三日後ですが)にミッションを降ろしてみることにします。 これ以外、電装系でまだ下記の不具合が残っています。イグニッション系はなんとか復活できましたが、やはり電装系は腐ってます。 ・ブレーキランプが点かない ・イグニッションオンで右のブレーキランプだけ点きっぱなし ・イルミネーションランプが点かない ・ホーンが鳴らない ・ワイパーが回らない(手で押してやると少しだけ動こうとする。モーターが弱っててダメか) あと、不具合ではありませんが、バックランプが付いていません。車検には必要らしいのですが、前回の車検はどうやって取れたんでしょうか? |
錆だらけのボロボロだったエアクリーナーも復活 |
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