トップ>Triumph GT6 復活編>いよいよ車検だぁ~!(2004年5月)
☆パーコレーションを起こしながらもGT6を持ち込む
5月の最終週末、車検を取るため、F自動車さんにGT6を持ち込みました。
この車を入手してから毎週末、早く車検を取って乗り出したいがため、朝から晩まで根を詰めて作業を続けていたので、やっと車検に出せたことでほっとしたというか、気がぬけたような気持ちになり、結果、ホームページの更新もおろそかになってしまいました。(実際、更新すべき出来事もほとんどありませんでしたので・・・)

持込の日、午前中にリペアが完了したダッシュの取り付けや、点火時期の調整、アイドリング調整などを行い、午後、自宅からF自動車さんまでの約12Km、ちょっと緊張しながら車を走らせました。
この日は真夏日、オーバーヒートが心配でしたが、途中まで快調に走ってくれました。 が、環七を走行中、アクセルを踏んでも全く吹き上がらなくなりました。 でも、エンジンが止まる気配はなく、水温計も少し高め程度で許容範囲内。
どうやらキャブがパーコレーション(ガソリンが沸騰してしまう現象)を起こしてしまったようです。
エンジンルームのシュラウドは購入時より付いていなかったので、どうしてもキャブも熱を持ちやすいのでしょう。 なんとかなだめすかしながらも無事にF自動車さんに到着、引き渡しました。

☆残る不具合への対処
引渡し時にはまだ下記の問題点を抱えていたので、この部分の点検、整備をお願いし、 翌週か翌々週には車検を受けることになりました。
①サイドブレーキのケーブルリンク部分の復活
②ブレーキがなんとなく効きが悪く、片効きしているような気がする
③左ドアノブが外れたまんま
④アクセルペダルが所定の位置よりも明らかにブレーキペダル寄りになっている
これのせいでブレーキを踏むのに非常に気を使ってしまう

サイドブレーキのケーブルリンク部の元の構造物は、やはり前の持ち主が色んな物を 流用して溶接で自作していたものだったようです。これを本来のパーツに付替える作業をF自動車さんにやってもらいました。 ケーブルガイドとして溶接されていたパーツを取り除き、オリジナルのケーブルが通るサイズのパイプでガイドを自作してもらい、溶接でシャシーに付けてもらいました。なんとか復活したようです。

ドアノブは取り付けるためのシャフトが折れており、これはあとでパーツを取り寄せることにし、とりあえず強力接着剤で仮止めして車検を受けることに
ブレーキペダルは本来の位置まで戻してもらいました。

で、ブレーキの効きの悪さ、わずかだけれど片効きを感じる問題については最後まで原因がはっきりしませんでしたが、明日が車検という6月10日木曜日の午後、仕事中の私にF自動車さんから連絡がありました。
「ようやく原因がわかったよ、左リアと右フロントのブレーキホースが詰まりかけてるよ。たぶん、ゴムが内側で朽ちて膨らんでしまい、ラインをほとんど塞ぎかけてるんだね。」
とのこと。単純な原因でしたが、F自動車さんとしては全くの素人が組み上げたブレーキなので、組み方が悪いのでは?とまず思ってしまったようで(当然ですよね)、そっちの観点から先に色々調べていたようで、結果、原因の特定に時間がかかってしまったようです。
このまま車検に強行突破、という選択肢もあったのですが、片効きが検査に引っかかる可能性もある、ということで、いずれ交換するつもりで入手しておいたステンレスのブレーキホースに交換してしまうことにしました。結果、車検は1日延期、6月14日(月)となってしまいました。