トップ>Triumph GT6 復活編>ようやく車検取得!(2004年06月)
☆検査では苦労したようです
6月14日(月)、いよいよ車検です。朝からF自動車さんが練馬検査場に持ち込み、検査スタートです。
できれば私も立ち会いたかったのですが、仕事を休むわけにいかず、結果の連絡待ちとなりました。
順調に行けば午前中に終わるはずだったのですが、昼12時を過ぎてもFさんから連絡はありません。
こりゃあ何かで引っかかってるな、と思い、こちらから携帯に連絡したところ、案の定、排ガス検査でNGとのこと。
色々キャブ調整をして、また午後から再検査するとのことで、待つこと数時間、午後3時頃に連絡があり、 「大変だったけど、なんとかナンバー取れたよ」との嬉しい通知。
さっそく、その日の仕事を終えた後、F自動車さんまで直行しました。検査内容を伺うと、排ガステストをクリアするため、人には言えないような苦労(?)までしていただいたようでした。
ワクワク気分で車検証とキーを受け取り、鼻歌を歌いながら夕暮れの環七を自宅まで快調に走らせて帰りました。
ただ途中1回だけ、信号待ちをしているときに、なぜかクラッチペダルがスカスカになり、シフトが入らなくなりました。
あわててエンジンを切ってからローに入れ、エンジンをかけて取りあえず交差点を抜けてから車を左端に一旦止めました。
でもその時点ではなぜかクラッチペダルの圧は正常に戻っており、なんなくリスタート。
その後は再発しませんでしたが、このまま乗っていればまた必ず同じ現象が出てくるでしょう。 やはりクラッチ系統も近々見直すことにします。
自宅前に止めたGT9を初めてじっくりと見た妻、
「これあなたの車?へぇ~、かっこいいわねぇ~」
「でしょ?でしょ?」
う~ん、車に全く興味のない女性でもこの車のフォルムはなかなか良く見えるようです。
ナイスなGT6ロードスター!
車に興味の無い妻も思わず「かっこいい~」と呟いたGT6ロードスターのフォルム

☆この車、昭和38年製!?
この車、シートベルトもなければハザードランプも無し、バックランプまで付いていません。
この状態で車検に通るのか?(普通は通らない)でもそもそも抹消登録証があるということは、この状態で車検に受かってたってことなわけで、なんで? と思っていたのですが、なんと、F自動車さんはこの状態のまま、車検を通しました。
実はFさんは事前にこの車について色々と調べてくれていました。
Fさんはこの状態で車検に受かっていたという事実から、この車の製造年月日(国内登録での申請)がかなり古いものであることを推測し、その来歴を調べてくれていたのです。
私はこの車を長野陸運事務局での抹消登録証とともに購入したのですが、調べた結果、国内での初度登録は、多摩だったそうです。
で、多摩の陸運事務局まで出向いて、この車の輸入時の国内登録情報を入手したそうなのですが、それによると、この車の製造年月日は何と昭和38年(1963年!)、ということになっているそうです。
そんなアホな!GT6は初代のMK1でも1966年製のはず、1963年製のはずがありません!
おそらく、バックランプ無しの状態でも車検を通したいが故、輸入した業者が何らかの禁じ手を使って実際より古い製造年月日で申請登録したのではないか?とのこと。(古い車は年式によって車検の検査項目のハードルが違うとの事)
かくして無い無いづくしのGT6は無事車検を取得できたのでありました。