トップ>Triumph Spitfire MK4 分解編>足回りの分解を始めましょう(2002年7月)
☆フロントのアーム、ストラットの分解から
全体的に錆々のダブルウイッシュボーン 7月に入り、足回りの分解を始めました。
ブレーキの分解、キャブのオーバーホールとも作業途中ですが、とにかく全体的な状態を 把握したい気持ちが先に立ち、やりかけの作業を残したまま、次の作業にとっかかってしまっています。

足回りはリアもフロントもブレーキと同様、表面的にはかなりの錆が出ています。
まずはフロントから着手。
案の定、どのボルトも固く組み付いており、目いっぱいの力で緩めにかかります。
ロアーアーム、アッパーアーム、サスペンション、スタビのリンク等、時間はかかりましたが、すべてのナットを緩め終わりました。
で、各部のボルトを抜き、バラそうとしましたが、アッパーアームのリア側の奥のボルトだけがナットは外れているのにどうしても抜けません。
どうもボルトを通しているブッシュの内側の金属の筒とボルトが錆で固着してしまっているようです。
金槌でガンガン叩いたり、さび落としのケミカルをスプレーしたりしましたが、全く外れる気配がありません。
どうしようか・・・

アッパーアームの一本。ほとんど腐っているように見えますが、
錆は意外と表面を覆っているだけです。
☆バラすことができたパーツをサンドブラストにかけました
ブラストが完了したアッパーアーム 外れないアッパーアームの1本はとりあえず無視し、外せたパーツだけでも サンドブラストにかけることにしました。
ごく簡単な作業で画像のように綺麗になりました。
でも、表面は錆びで侵食されたため、決して滑らかではありません。
この状態に強力防錆塗料のPOR-15を塗布し、つや消しブラックで塗装することにします。