トップ>Triumph Spitfire MK4 分解編>初めての行き詰まり~計画変更(2002年8月) |
☆色々やってはみたものの・・・ | さて、行き詰まったアッパーアーム外しにどう対処しましょうか このアームを含め、この車のフロント足回りは、シャシーに取り付けられたフレーム構造のパーツに 組みつけられています。 そのフレームとアッパーアームを組みつけているボルトがブッシュ内側の金属の筒と錆びで 固着してしまっているために外れないわけで、なんとかこのボルトを無理やりでも抜くことができれば 問題は解決します。 でも、その作業をするためにはボルト回りのスペースが狭すぎるのです。 ボルトの頭の反対側から(ボルトのお尻とでも言うんでしょうか?)金槌で叩きたくとも、金槌を振れるだけのスペースがありません。 いっそのこと、アームを組みつけているフレーム自体をシャシーから外してしまえばいいのでは? そうすれば何でもできそう。 試しにフレームをシャシーに組みつけているボルトを緩めてみました。 めちゃくちゃ固かったけど、なんとか緩めることはできました。 でも、実はこのフレーム、上部にエンジンを支えるマウントが組み付けられているんです。 おまけに、フレームの中心にはステアリングのロッドが通っています。 そうです。このフレームを外すためにはエンジンを降ろす&ステアリングロッドも外す、という大作業を余儀なくされます。 う~ん、当初の計画ではエンジンを降ろすところまでは考えていませんでした。 足回りとブレーキとボディを綺麗にし、まずは車検をとる。 エンジンやミッションのO/Hはその後のんびりやっていこうと思っていたのですが・・・ |
アームの根元のボルト、これがどうしても抜けません。 |
☆計画変更し、エンジンを降ろすハメに! | |
配達されてきたエンジンクレーン。 この状態でダンボールに入って来ました。 |
え~いっ!しょうがない!やってやりましょう! ということで急遽計画変更。 そうと決まれば話は早い。エンジンを降ろすためにはエンジンクレーンが必要。 色々インターネットで調べ、見つけたのが、原工具さん。 オリジナルのエンジンクレーンが39,800円。これは安い!即注文しました。 エンジンスタンドも買わなきゃってことでこちらも色々調べて見つけたハッピーツールさん。 オリジナルのスタンドで7,600円。こっちもお買い上げ。 しばらくしてクソ重くてバカでかいエンジンクレーンが我が家に配達されてきました。 最初、配達してきたおじさんが怪訝そうな顔で確認してきたそうです。 配達員:「すみません、○○さんですよね?この商品の配達先はこちらで間違いないでしょうか?」 妻:「あぁ、はい、そうです、主人から聞いてます。うちで間違いないです」 配達員:「そうなんですか、いやぁよくこの品物を配達してますが、個人のマンションに届けたのははじめてですよ。 普通は整備工場とかなんですけどねぇ、、、」 と不思議がられたそうです。そりゃそうか・・・・ で、一応エンジンを降ろせる準備は整いましたが、もう季節はすでに猛暑の8月。 このくそ暑い中、重いエンジンクレーンを引きずっての作業は肉体的にもちょっとつらい。 夏休みで実家の神戸に帰る予定もあるし、ということで、当面涼しくなるまでは外での重作業は見送ることにしました。 組み上げ途中のキャブの仕上げや内装のリペアなどでしばらくお茶を濁すことにしましょう。 |