トップ>Triumph Spitfire MK4 分解編>キャブの仕上げにダッシュのリペア(2002年10月) |
☆買ったリビルドキットが合わなかった・・・ | |
組み上げ完了したキャブ。ボロボロだったとは思えません | 9月に入り、仕事が非常に忙しくなりました。 元々夜も遅くまで仕事をしてるんですが、秋口からさらに忙しくなり、徹夜も時々あるし、土日の出勤もしょっちゅうです。 結果、レストアに時間をほとんどかけられません。 空いた時間でキャブを組み上げなおしました。 オーストラリアのSUキャブ専門SHOP、Midelさんから購入したリビルドキットで組み上げましたが、問題発生。 メインジェットですが、組み付けることは問題なくできたのですが、ゴムのホースがちょっとこのキャブには長すぎます。 また、ジェットニードルの形状が微妙に異なります。 結局、Spitbitさんからジェットとニードルを買いなおしました。が、やはりニードルだけが合いません。 やむなく都内市ヶ谷の英国車パーツの専門店BRGさんにニードルを持って出向き、見てもらいました。 在庫がなく、取り寄せになるとのこと。 その場で注文し、商品到着まで3週間、やっとすべてが揃い、組み上げ完了しました。 あとは動作テストです。 12月に入ったある休みの日にエンジンに取り付けました。 取り付けの際に、ダンパーオイルのことで悩んでしまいました。 オーバーホールする際にダンパーオイルは全部抜いてあるので、補給し直す必要があります。 どのようなオイルを入れればいいのか、Haynesのマニュアルを見てみたのですが、特にグレードや粘度に関する記述が見当たりません。(なにせ英文なので、私が見つけられなかっただけかもしれませんが) また、オイルを補給している様子が写真で紹介されているのですが、その写真に写っているオイルの容器には「HOME OIL」のラベルが貼ってあります。 「えぇ~?家庭用オイルでいいのぉ~?」と、疑問は膨らむばかり。 で、ホームページにSpitのレストアその他の情報を公開している”Spit1500”さんのホームページにお邪魔し、BBSにて初心者丸出しの質問を投げかけたところ、何人もの方から暖かい回答をいただきました。 その回答で初めて知りましたが、SUのダンパー専用のオイルがあるんですね。 さっそくBRGさんに出向き、オイルを購入しました。 千数百円で買えました。アドバイス下さった皆さん、ありがとうございました。! 買ったばかりのオイルを補給し、何度かセルを回したところ、一応、エンジンは始動しましたが、まずエンジンがかかりにくいし、アイドリングも非常に不安定です。 キッチリと調整をしたいところですが、キャブにばかり時間を取られている訳にはいかないので、一応この状態でキャブのオーバーホール作業は完了させ、次のステップにすすむことにしました。 あとの調整は、他の機関類のオーバーホールを完了し、最後の調整作業時に行いたいと思います。 |
これがSU専用のダンパーオイルです | |
☆ダッシュトップを綺麗に | |
このボロボロのウレタンに新品のトップは被せたくない | ウレタンが朽ちてボロボロになったダッシュトップを綺麗にします。 以前に購入しておいた新品のダッシュトップカバーの取り付け説明書を見ると、単純に古いダッシュトップの上にかぶせろ、と書いてあります。 ”臭い物には蓋をしろ”という考えですね。 確かに上から新品を被せてしまえばわからないといえばそのとおりなのですが、私的にはちょっと許せない。 で、とにかくボロボロのウレタンを全部剥がしました。中の鉄板はウレタンでカバーされていたのに何故か結構錆びが出ています。 きっとウレタンが湿気を含み、それが錆びを呼んだのでしょう。 錆びを落とし、普通のプラサフを吹き付け、鉄板は綺麗になりました。 あとはこれにトップカバーを被せればOKなのですが、どうもこの新品のトップカバー、味気ないというか、雰囲気がしっくり来ません。 いかにもプラスチックを型押しして作った、という感じで非常に安っぽい。(実際安いけど) できれば黒のレザーを張って仕上げたい。すぐには取りかかれないが、いずれ挑戦することにしました。 |
ウレタンを剥がすと中の鉄板は結構錆びてました | |
錆びを取り、プラサフを吹いて仕上げました | 新品のダッシュトップカバーですが・・・ |