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☆バルブスプリングの圧縮にも結構苦労しました | |
ハズレ品だった(と思う)バルブスプリングコンプレッサ |
シリンダヘッドのバルブ抜きに挑戦です。 1900円で購入したアストロプロダクツさんオリジナルのコンプレッサを使ってやってみました。 使い方は簡単で、スプリングコンプレッサでスプリングの頭とバルブの裏側を挟み込み、シリンダヘッド裏側から押さえ込むことによってスプリングを縮めていくわけです。 結論から言いますと、排気側のスプリングは割と簡単に押さえることができましたが、吸気側はなぜかスプリングが縮む気配がありません。 スプリング自体が吸気と排気で別物になっているわけではないはずです。 排気側より吸気側のバルブの方が径が大きいのですが、吸気バルブ側の機構が固く組み付いてしまっている、ということなのでしょうか? それしても、思い切り力んでもスプリングが縮まないってのはおかしんじゃないの?と思って購入したスプリングコンプレッサをよく見てみると、シリンダヘッドの裏から押さえ込んでいく金具のボルトの向きが、バルブの頭を押さえ込む側の面に対してきちんと垂直になっていないようです。少し斜め上に向いてしまっています。 確かにこれでは力が上に逃げてしまいますよね。 吸気側の機構は固く組み付いてしまっているため、力が逃げてしまってはスプリングを押さえきれない、ということなのでしょうか? 一応、アストロさんにクレームを言ってはみたのですが、やり方が悪いのでは?程度の回答で、軽くあしらわれてしまいました。 こちらも何分にも素人なので、えらそうなことは言えないという事情もあり、引き下がりましたが・・・ |
この真っ黒のスプリングをコンプレッサで圧縮している画像を撮っておいたのですが、誤って消してしまいました | |
☆自作(?)スプリングコンプレッサの威力 | |
購入したバルブスプリングコンプレッサではうまくいかなかったため、別の手段を考えなければなりません。 もっと精度の高いコンプレッサを買えばいいのでしょうが、いいものだと1万円程度は覚悟しなければなりません。めったに使わない工具になかなか1万円の出費は厳しい。 で、前から考えていたことを実行に移すことに。 以前、ホームセンターで色々工具を物色していたときに、L型クランプに目がいったことがあります。形状がバルブスプリングコンプレッサに似ているからでした。 違うところといえば抑えの部分が平面になっていることくらい。 ということは、この抑えの部分にバルブの頭を押さえることができる形状のものを取り付けられれば、そのまま使えるんじゃないだろうか? さっそくこのL型クランプを購入し(値段は2千円弱)、やってみました。 とりあえずはバルブの頭を押さえることができそうなコの字型の金具を見つけ、それをクランプの押さえの部分にボルトで固定しようと考え、やってみました。 が、私の持っているドリルではクランプの平面部に穴があきません。 もっと硬くて強力なドリルを準備しないといけないかも。でもそのために別の出費が必要になるなら何のための自作コンプレッサか解らない。 しょうがないので、針金でぐるぐる巻きにして取り付けました。う~ん、貧乏臭い! で、実際にシリンダヘッドとバルブを挟んで押さえこんでみました。 お、結構いけそう、、、でも強めていくとコの字型の金具が、押さえつけられる力でハの字型に開いていってしまう、、、 それなら、ということで今度はコの字の部分が開かないようにこいつも針金でぐるぐる巻きに。 で、再度挑戦してみると、バッチリです。吸気側のバルブはなんなく緩んでくれました。問題は排気側。アストロのコンプレッサではどうやっても緩みませんでしたが、自作品でやると、、、、 ギリッ、ギリッ、バシッ! おぉ!やった!外れました。すばらしい! 気を良くして次の気筒も緩めましたが、2番気筒と1番気筒がなぜかアストロの場合と同じく、排気側だけがどんなに力を入れても緩んでくれません。 かくなる上はえ~い!と、ハンマーでクランプの頭からゴンッ!と叩くと、 ガチッ! という感じで外れてくれました。 なんだ、叩けばよかったのか・・・ ひょっとしたらアストロのコンプレッサでもこうやって叩けば簡単に外れたのかも・・・・ そうなんです、その後、別件でF自動車さんにお邪魔した時にこのことを聞いてみると、 「そうだよ、僕らでもそういう時は叩いて外すんだよ」 とあっけなく言われてしまいました。 無知だということは悲しいことですね。でも、ま、勉強になりましたってことで・・・ | L型クランプに無理やり金具をつけてスプリングコンプレッサの代用品に |