トップ>Triumph Spitfire MK4 分解編>保管環境高度化計画?!(2003年10月)
☆以前より計画していたパイプ車庫設置
以前から考えていたのですが、全塗装が完了して綺麗になったボディをいかに屋根付き駐車場とは言え、屋外に置いておきたくありません。そこで、駐車場のオーナーにパイプ車庫の設置を申し入れてみました。
通常、貸駐車場ではパイプ車庫のような、固定でスペースを占有するものの設置を許してくれません。
が、ここの駐車場は、あまりしっかりとした管理(雑草の刈り取りや放置ゴミの処分等)はやってくれませんが、反面、ほとんどうるさいことは言わないので(私の性格上、管理もちゃんとしていて口うるさい管理人より100倍は有り難い)、パイプ車庫設置に関しても了解してもらえるかも知れないと考えたのです。
案の定、
「ああ、いいよいいよ、それにしても車が好きだねぇ、いいことだよ、熱中できることがあるのは」
と、すんなりOKの返事がもらえました。
古い車を保管することもわかってくれていた、ということもあるかもしれませんが、こういった駐車場を見つけられたのは私にとってはラッキーだったと言えるでしょう。

で、11月に入った週末、ネットで見つけた19,800円のパイプ車庫を世田谷まで買いにでかけ、組み立てにかかりました。
値段の高いものは4~5万円はするのですが、屋根付き駐車場の下に設置するということで、あまり耐久性の高いものでなくとも大丈夫だろう、と思い、安いものを購入しました。これでも十分しっかり出来ています。
組み立ては思った以上に大変でした。
支柱となるパイプを地中に30cmほど埋め込む必要があるのですが、駐車場の地面は地表20cm程に砂利を敷き詰めて固めており、これを掘り返さないとパイプを埋め込めむことができません。
掘り返すのにはスコップなどでは歯が立たず、結局、一番効率よく掘り出せた道具はマイナスドライバーでした。これでホジホジと小さな石をコジ出し、大きな石にブチ当たったら、ドライバーの頭を金槌でコンコンたたいて石を砕いて掘り出す、という具合です。
このやり方で全部で10本の支柱を埋め込むのにまるまる2日間かかってしまいました。
3日目、埋め込んだ支柱に横軸になるパイプを組み付け、シートを張っていく訳ですが、この作業を駐車場のお隣さん、Tさんが手伝ってくれました。
以前、Tさんは同じタイプのパイプ車庫を組み立てたことがあるとのことで、テキパキと作業を先導していただき、2時間ほどで作業を終えることができました。 私一人だときっと1日かかったでしょう。Tさん、ありがとうございました!
組み立て終わったパイプ車庫。結構大変でした
☆男の隠れ家が出来た!
パイプ車庫に色んなものをガンガン運び入れました さて、組み上がったパイプ車庫に色んな雑貨を整理して入れてみることにします。
スチールパイプの棚をふたつ買い込み(ひとつ3,980円)、さっと組み上げ、これまで色んな個所に分散していた様々な物を運び入れました。ざっと下記のような物です。
●マンションのベランダから:
スピットのシートとシートガイド(汚いまま)、ラジエター、綺麗に磨き終わったバンパー、錆落としと塗装が完了したいくつかのパーツ類、ファルトボート(組み立て式のカヌー)、バイクのパーツ(レストア予定のトライアンフTR25Wのもの)数点
●RVのカーゴルームから:
工具箱(レンチセット)、電動ドリル、グラインダ、その他の特殊工具類多数、スピットの新品パーツ類、キャンプ用具(チェアー2脚、折りたたみテーブル、テント、ターフ、ランタン、小型コンロ、釣り道具一式他)
●駐車場の空きスペースから:
ミッションケース、エンジンのバックプレート、クランクプーリー、シリンダヘッド、エキゾーストパイプ、ガソリンタンク、 幌の骨組み、リペアが完了した様々なパーツ類が衣装ケースひとつ分、リペア待ちの細々としたパーツ類が衣装ケースひとつ分、 廃棄する予定の錆々ボロボロのパーツ類が衣装ケースひとつ分、塗料/ケミカルのスプレー類が10缶程度、作業台、 エンジンスタンドに取り付けたエンジン、ポンコツのミニバイク(スズキEPO)1台
●家の中から:
スキー板、スキーブーツ

これだけのものが棚を中心にしてパイプ車庫の後方に画像のように納まりました。
よくぞ納まったもんだ・・・
でも、いいねいいね、何だか期せずして"ガレージ"の雰囲気が出ているゾ
夕方、暗くなってきたので、ランタンを灯してみました。
おおっ!これぞ"男の隠れ家"って感じがしてきました!
これから寒くなってくる冬に向かって、ストーブでもあれば言うことなし。
何しろキャンプ用具一式が傍にあるのです。
レストア作業に疲れたらコーヒーでも入れて一休み・・・
木枯らしが吹く中、時には酒でも飲みながらストーブで炙ったスルメ片手に作業計画を練る・・・
よし、これも実行に移そう、と言うことで、速攻でYahooオークションでアラジンの古い石油ストーブをGET、みすぼらしくなっていたのをある程度リペアし、パイプ車庫内に持ち込みました。
う~ん、パイプ車庫を設置しようと考えた時点では想像もしていなかったのですが、レストア作業とはまた違った新たな楽しみ方を見つけてしまったようであります。

YahooオークションでGETしたアラジンの石油ストーブ。元々は英国のブランドで、なかなかの優れものです。