トップ>Triumph Spitfire MK4 分解編>>塗装をやってみる(2008年1月)

☆エアーポンプとスプレーガン
1月の3連休、所有している普段乗りの車、アクセラを売りに出すため、ボディの一部の傷隠しにトライしてみました。
Spitfire MK4のレストアでは、自分で全部塗装するつもりでいるので、その練習の意味もあります。
塗装のためのエアスプレーガンやエアポンプは3年ほど前に購入済み。
その後、レストア作業が遅々として進まず、それらは無用の長物と化していましたが、今回、初めてスプレーガンを使って塗装の真似ごとをしてみました。

スプレーガンは、噴出しの粒子の細かいタイプと普通のタイプ、2種類を購入済みです。
どちらも老舗のスプレーガンメーカー、岩田の製品です。
塗料カップはそれぞれ重力式と吸い上げ式、と、別タイプにしてみました。
今回は、粒子の細かい、重力式のエアガンを使うことに。

最初、塗料を塗料カップに少量注ぎ、エアーを出してみましたが、塗料が吹き出る気配がありません。
色々調べてみたところ、なんだ、エアー圧が強すぎたんだ。
スプレーガンのマニュアルには最適なエアー圧が記載されていて、それを無視して適当な圧力で噴出してたからダメだったんですね。
圧の調整は、塗装面の仕上がりにも関係するので、きっちりマニュアル通りにしないと・・・

重力式スプレーガン。これは噴出しの粒子が細めのタイプ エアポンプ。普段はタイヤにエアー入れるのに使ってます


☆塗装作業は楽しそう!
さて、いくつかの試行錯誤の末、ようやく塗料が噴出し口から噴き出てきました。

粒子の細かいタイプのスプレーガンのせいでもあるのでしょうが、市販のスプレー缶に比べてなんと粒子の細かいことか!
スプレー缶だと、拭きつけの移動速度を早くとらないと、塗料が垂れてきてしまいますが、 こいつは逆にあまり早く移動させすぎるとほとんど塗料が塗装面にのってきません。
その分、安心ですけどね。

とりあえず塗装に挑戦した1回目の感想としては、綺麗に塗装するためには以下のことが大事そうですね。
①スプレーガンを移動させる速度
②塗装面とスプレーガンの距離
③塗装の塗り重ね具合
それ以外、スプレーガンの調整として、塗料の量や噴出しの形状(縦長、横長、拡散、集中)、そして塗料の粘度、こういったものが複合して綺麗な塗装ができるんだと思います。

非常に奥が深そうですね。
試しにSpitfire MK4のフロントフェンダー部に塗装してみました。
ほとんどが表面がざらざらに吹き付けられました。(多分、圧が強すぎた)
でも1箇所、オーバーフェンダーの一部分だけ、艶が出た状態で塗装できました。
そこを細目と極細のコンパウンドで磨き上げると、綺麗な表面に仕上がりました!

綺麗に仕上げられると非常に嬉しい!
早く全体を塗装したくなってしまいました・・・

うまく塗装できた部分をコンパウンドで磨くと綺麗な艶がでます 試し塗装した以外の部分は薄い錆に覆われています